看護師としてキャリアアップしてより多くの患者の役に立つ、あるいは収入アップを目指す場合、どのような資格を取得すればよいのでしょうか。
様々な資格がありますが、専門スキルを高めてキャリアアップを目指すためには、今のところ認定看護師と専門看護師の２つが王道となっています。
認定看護師とは、専門分野において高い専門知識と看護能力を持つことが認められ、他の看護師に対する指導や相談を行える看護師のことをいいます。
認定看護師は救急、緩和ケア、糖尿病などのように21の専門分野に分かれており、認定看護師になるためには5年以上の実務経験とそのうち3年以上の専門分野での実務経験が必要です。
認定看護師の養成期間修了後、試験に合格することで認定看護師になることができます。
認定看護師になることで、病院、訪問看護、クリニック、福祉施設などで看護、相談、指導といった業務を行うことができます。
専門看護師とは、患者だけでなく、家族、医師、地域の関連者と連携をして高度な看護を行うことのできる看護師のことです。
専門看護師は、ガン、精神、地域などのように13の専門分野に分かれており、専門看護師になるには、看護系大学の修士課程を修了し、5年以上の実務経験とそのうち3年以上の専門分野の実務経験などが必要です。
専門看護師になることで、病院、訪問看護、教育機関などで、看護や様々な調整、教育、研究に携わることができます。
認定看護師や専門看護師になることでより多くの人に役立つ専門スキルを獲得することができ、収入アップにつながる可能性が高まります。